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仕事がつまらない社畜はこの3つに気をつけると楽しくなるかもしれない

世の中には2種類の人間がいる。

仕事を楽しめる人と楽しめない人だ。 

連休中本を読んでいたところ、大前じいさんの本にこんな一節があった。

この世に楽しい仕事とつまらない仕事があるわけではない。すべての仕事は気の持ちようによって楽しくもなるし、つまらなくもなる。(引用元:サラリーマン・サバイバル

確かに"気の持ちよう"によって楽しくなるというのはまあわかる。

しかし、サラリーマンをサバイブしてる(いやもしかしたら戦死してる?)現場の僕があえて言おう。

 

大前じいさん、つまらん仕事もあるよ(笑)

 

世の中には大前じいさんのように強くストイックな人間ばかりではない。 

楽しい仕事とつまらない仕事は"気の持ちよう"らしいのだが、この"気の持ちよう"とはなにか、をまず考えた方が良さそうだ。

 

この3つを同時に満たせば仕事は楽しくなる?

内発的動機づけで有名な心理学者エドワード・L・デシは、以下の3つの基本的欲求がモチベーションに影響を与えると指摘している。

 

1.有能性(competence)の欲求→おれできる感

2.自律性(self-determination)の欲求→おれ選択してる感

3.関係性(relatedness)の欲求→おれひとりじゃない感

 

自分はこのあたりのことを特に考えず興味ある案件には反射的に飛びついてしまうのだが、確かに振り返ってみると、おもしろい仕事と感じたプロジェクトを振り返ってみると、この3つを同時に満たしていた気がする。

逆につまらない仕事と感じたプロジェクトは、業務属人化の主みたいな武勇伝JJIがいたり(有能感の欠如)、目的よりもルール重視だったり(自律性の欠如)、ひとりでクライアント先に常駐していたりする(関係性の欠如)。

僕の見立てではこの3つがたぶん"気の持ちよう"であり、これらを同時に満たせたときにのみ、つまらない仕事は楽しい仕事に変わる。

 

 

どういう順番で満たしていくか

それで次に問題になるのはどういう順番でこの3つの欲求を満たしていくかだ。

当然一度に全て満たそうとするとムリだし、3つの間に論理というか繋がりがなければ全て満たすのは難しいだろう。

 

1)自律性を満たす

おそらく最初は自律性(おれ選択してる感)だろう。

理由は2つあってひとつは3つの中で最も簡単だからだ。

有能感にはなにかしらの得意なスキルが必要だし、人との繋がりを築くにはなにかしらの自信が必要になる。(というか人との繋がり自体を目的にしてる人はたぶんヤバイ)

もうひとつは、現実問題として極めて高い確率で楽しくできない仕事があるからだ。

誘惑に負けないためには、まず何よりも、おもしろい仕事をすることだ。ただひたすらハンバーガーを焼くだけの仕事にはすぐに飽きてしまうかもしれないが、知的な仕事には大きなやりがいとおもしろさがある。誘惑とはある意味で仕事がおもしろくないことを示すシグナルである。(引用元:強いチームはオフィスを捨てる

さすがにハンバーガー焼き続けるのはきつい。

まずは仕事を振られる前に興味ある仕事を自ら選択しにいった方がいいのだ。

自分で決められないと誰かに決められるというのが世の中の縮図であり、会社の中でも似たような状況はたくさん起こる。

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2)有能感を満たす

次に満たすべきなのが有能感(おれできる感)だ。

この自律性(おれ選択してる感)と有能感(おれできる感)の間にはたぶん因果関係がある。

決断に決断を重ねる流れに入ると、勢いが生まれ、モチベーションも高まる。決断は進歩だ。あなたが決めた一つ一つのものは、あなたの土台の一部となる。「あとで決める」を積み重ねていくことはできないが、「決断したこと」を積み重ねていくことはできるのだ。(引用元:小さなチーム、大きな仕事――働き方の新スタンダード

人は興味ある仕事であればそれなりに没頭できるものである。

興味ある仕事を選ぶ→没頭する→スキルが習熟→おれできる感、たぶんこの流れができる。

「選択肢の中に興味ある仕事なんてねえよ」というときは、とにかく社内の誰もやったことがないような新しい仕事を選べばいい。

新しいクライアント、新しい技術、新しい部署などだ。

不確実な要素が増えれば増えるほど、それまで培った知識と経験よりも新しい発想と行動の占める割合が高くなる。

要するに、初期パラメータの差を上司や先輩と狭めることができるのだ。

必要なのは自信を持つこと。業界の大物たちが既存のやり方を賞賛してるなかで、「自分のやり方のほうがスマートだ」と信じることだ。新しいアイデアはいつもそうやって生まれてくる。(引用元:強いチームはオフィスを捨てる

 

3)関係性を満たす

そして、最後に結果的に満たされるのが関係性である。

この"結果的に"というのがたぶんポイントだ。

異業種交流会みたいな集まりにいる人脈つくってます的な人になにか不健全さを感じる。

自分でなにかを生み出そうとする前に誰かに助けてもらおうというTAKER魂が見え見えだからである。

この"おれひとりじゃない感"は、誰かと繋がろうとすることではなく、誰かに貢献することで生まれる。

もちろん自分自身も誰かとの繋がりで助けられたことは何回もあるが、それは共通の目的があったうえで二次的に生まれたものだ。

まあ簡単な話でそれなりにスキルがあれば、自分からいかなくても人は寄ってくるのだ。

はじめは異端児だが、優れたやり方はやがて世の中に広く浸透する。 技術だけを追求するのは浅はかだ。スマートな問題解決や最新のデザインは、技術と人生経験の交わるところに生まれる。(引用元:強いチームはオフィスを捨てる

 

こうしてめでたく仕事がつまらない社畜は仕事を楽しめるようになりました、

といきたいところだが、残念ながらたぶんそんな現実はうまくいかない。

だからといって、怪しい情報商材ビジネスやパパ活に手をだせば、おそらく今よりもつまらない未来が待っているだろう。※ただし、ネタとしては間違いなくおもしろい

僕らにとって、仕事は個人から自由を奪うためではなく、個人を自由にするために存在するんだと思う。

 

参考文献